みなさんこんにちは!ちゅうです。
さぁ、この構図シリーズも最終回を迎えました!これまでの記事はこちら。
とにかく、このシリーズのテーマは構図!!そして、記事を読んで欲しいターゲットはカメラ初心者の方!!
上記の2つの記事も初心者の方向けにかなり基礎的なことをまとめていると思います。この2つの記事を読み『お!?構図って思ってたより簡単じゃん⁇』『そっかぁ、まずはこのレベルから頑張ってみよう!!』と勇気づけられたひとも多いはず。…多いよね?
今回は、それでも!
それでも『構図いや〜!!』と構図恐怖症になり、カメラライフを投げ出そうとしているあなた!あなたに向けた記事です!!
ズバリ、最終手段を教えます!!
やめる前にこれを試しましょう!多分、大丈夫!!
構図恐怖症克服法最終手段!!
なんか中国語みたいな見出しですね…。でも、大丈夫。ぼく日本語しかしゃべれないから。モウマンタイ。
その前に振り返り
さっそく最終手段にいきたいところですがちょっと振り返り。これがないと最終回手段の意味が分かりません。
前回の記事でぼくが伝えたポイントは3つ。
1.主役とコラボさせる役を決める
2.垂直・水平をしっかりとろう
3.引き算の法則で必要ないものはフレームから外そう
この3つでした。
これを踏まえて今回は最終手段を伝授します!!それではいきますよ!!
最終手段・・・それは!!
ズバリ、マクロレンズを買いましょう!!
…
…
……なんか、ブーイングが聞こえてくるのはぼくだけでしょうか?
『結局、レンズかい!!』
という声がちらほらと…。
あ!ちょっと!!やめて!!グーパンチはやめて!!
あ!そこのあなた!!別の記事に移らないで!!最後まで読んで!!
えー、記事を移る前にせめてぼくがマクロレンズをあえてこの場で推す理由だけ読んでから他の記事に移ってください。
それだけ読んでもらえればほぼ全部読んだもらったのと変わらないので…。
あ、ごめんなさい。グーパンチやめて。
理由1.主題を見つける観察力がつく
マクロレンズといえば、みなさんご存知の通り小さな被写体を大きく写せる。
そんなマクロレンズを手にすると人はどうなるか。
『小さいもの撮りてー!!』
という欲求にかられます。そうにきまってます。
すると探しますよね?小さい被写体を。
そう、例えば、水滴。
たんぽぽの綿毛を撮りたい。
小さな花を大きく写したい!!
えぇ、そうです。ぼくの通ってきた道です。
…やめて、ピントの甘さは指摘しないで。
でも、そんな風に自分の周りをじっくり観察しながら『何か撮れるものはないか』とキョロキョロするようになりました。完全に挙動不審な不審者ですがそこは強いメンタリティをもちましょう。
ただ、それって、ズバリ主題を探してるってことになりますよね。
ぼくはマクロレンズと出会い、普段の何気ない景色の中から主題を見つける力はついたと思います!
別に有名な絶景スポットじゃなくたって素敵な被写体はいっぱいあるんです。それにどれだけ気づき、撮りたいと思えるか。
上手く撮れるかどうかは別の話。
『これを機に撮りたい!!』と思える機会を増やすことが大切だと思うし、そうなると写真は楽しくなります。
さらに、マクロレンズを使い出すと主題がよりピンポイントになってきます。
マクロレンズを使う前までは『チューリップを撮ろう。』くらいだったのがマクロレンズを使い出すと『チューリップのめしべの先を撮ろう。』などと主題を探す目が鋭くなっていきます。
そうなってくると主題探しには苦労しなくなるでしょう!!身の周りのもの全てが素敵な被写体に変わってるはずです。
大げさでなく世界を見る目が変わります。
で、今回はコラボ役はとりあえず無視です。理由は後述しますが、『これが撮りたい』と思える主題をどれだけ見つかられるかが先決。
他の難しいことは後回しでオッケーです。
理由2.水平・垂直や引き算の法則をあまり意識しなくていい
マクロレンズの特性上、上記した通り小さな被写体を大きく写すことが増えると思います。おそらく画面いっぱいに。
そうなってくると水平・垂直ってそこまで気にしなくていいんですよね(´∀`*)
いや、もちろん被写体や距離感によっては水平・垂直をとったほうがいいんですけど、マクロの目的は小さいものを大きく写すことなので、画面いっぱいに大きく写せればあまり水平・垂直にこだわる要素がないというか。
ぶっちゃけ大きく写せれば、それだけで絵になっちゃいます。こんな感じ。
そして、これも上記の通り、少なくとも主役は確定!!ちなみにこれはお菓子の缶の一部です。この部分が主役です。細かく言うと秒針のようなものの先が主役。
ね?水平・垂直とかいう世界じゃないでしょ?
マクロで一番大事なのはピント。それさえあってれば勝手にカッコいい感じになります。まぁ、ピント合わせが難しいんですが(^_^;)でも、それは構図を考えるなとは違って、練習しやすいところだと思うので楽しいですよ(*´∇`*)
んで、さっき言ったコラボは無視って話なんですけど、みてくださいコレ。
コラボ無視っていうか、写らない(笑)
さらに言うと、余計なものも入らないのでマクロで主題を決め、小さなものを大きく写そうとする段階で引き算の法則しちゃってるんですよ(´∀`*)
なんていうか、一石二鳥。
理由3.飽きる
そう、マクロレンズ飽きるんです。
そりゃそうです。よっぽど技術やアイディアがある人以外は、ある意味同じようなものしか撮れません。
ぼくも変わり映えのしない写真をたくさん撮ってきました。
『オレはマクロと心中するんだー!!』
と意味のわからない哲学をもったこともありました。
それくらい撮りました。
すると、確実に…ほぼ確実に、一度飽きます。
ただ、これ大事。飽きるというのは悪いことだけではありません。
だってこれ、逆に言うとマクロレンズが飽きるほど写真を撮ったということですよ?もっと細かく言うと、飽きるほど身の周りのものから主題を見つけると同時に細かいポイントに目をつけることで引き算の法則を実践したということです。
こうなって来ると人は次に何を思うか。
それは、『もう少し広い景色を撮ろう。』と思うわけです。新たな挑戦をしたくなるわけです。
そして、多分撮りたいと思う画角はマクロに出会う前、今までの皆さんが撮っていた広さの写真を撮りたいと思うわけです。その時には主題を見つける力と引き算の法則の力(感覚?)は養われているわけです。
あと気をつけるのはコラボ相手探しと水平・垂直だけ。
マクロレンズを飽きるまで撮ってきた方ならこの2点だけ意識するのはそれほど苦痛でないはず。
というかむしろ楽しいと思う。
だって、マクロレンズ使ってた時はできなかったことだから。
上の写真は主役、チューリップ。
垂直はチューリップの茎でとりました。超簡単。
んで、コラボ相手は手前の黄色い花。
別になんでも良かったけど、せっかく手前にきれいな黄色の花があったし黄色がチューリップのピンクを引き立ててくれるかなぁくらいで決まりました。超簡単。
まとめ
あ、書き忘れましたが、もう一つマクロレンズの良いところを紹介しておきます。
それは、マクロレンズでのマクロ撮影に飽きた後の撮影(上のチューリップのような)もマクロレンズでできるということ。
だって、マクロレンズって単焦点レンズだもん。べつにマクロで撮らなくたっていいんです。ちなみに下の写真もマクロレンズで撮りました。
まぁ、その辺のマクロレンズの使い方に関しては、下の記事に少しまとめてます。
ただこれくらい広い景色をマクロレンズで撮るなら画角は標準域のレンズがいいかと思います。この写真は下の記事のレンズで撮りました。
いかがでしたか?
最初、『結局レンズかーい!!』と思ったあなたも少しは納得していただけましたでしょうか?まぁ、考え方はそれぞれなので納得できなくても『こんな考え方もあるんだなー…。』くらいに受け止めておいてください(^_^;)
みなさんの考えとか撮影のコツもいろいろ教えてくださいね!!
それではみなさん、良いカメラライフを!!